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お口は働き者

お口は口腔(こうくう)とも呼ばれ、たくさんのパーツが複雑に絡み合って機能しています。消化管としての入口、発語発音するための場所、呼吸のための空気の通り道など複数の役割があります。

食べ物の摂取:舌や口唇、頬の粘膜などが連携して味覚や触感を感じて、顎関節は噛み心地を感じて噛む力を調整して効率よくかみ砕き、最後は食べ物を一塊にして飲み込みます。

発語: 喉で発声し、口腔で音を構成します。舌を口蓋や歯に押し付けて、口唇や頬の粘膜と連動して言葉が出来ます。
呼吸: 呼吸をするときの臓器としての役割もあります。吸った空気を加湿して温度などを感じる感覚器としても働いています。

口腔は、ただ単に栄養を取り入れるだけでなく、歯ごたえや味わいを楽しみ、生活を活気づけるものだと思います。皮膚などと比べて範囲が狭く目立たないため、健康な時ほど口腔ケアはついつい後回しになりがちです。

日常の歯磨きや定期的な口腔チェックにも労力を少しだけ割いて、お口の健康維持を目指しましょう。体だけでなくお口も定期メンテナンスを!

歯科医師 畑 茂