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わるい姿勢で食べるのはなぜいけないの?

頬や舌の筋肉がよく動くようにするには正しい姿勢で食事をすることが大切です。猫背で食事をすると、下あごが前にずれて前噛みになってしまいます。奥歯に食べ物を乗せ、頬と舌の筋肉を使ってしっかり噛むことが出来なくなってしまいます。

次に重要なのは正しく噛むということです。一番いけないのは、口を開けてクチャクチャ噛むことです。これも前噛みになりがちで、奥歯を良く使っていないと奥の歯列が狭くなり、姿勢までくずれてきてしまいます。

正しく飲むということも重要です。顎を少し引いて、唇をしっかり閉じゴックンとゆっくり飲みます。こうすると、唇、頬、そして舌、のどの筋肉が連動し協力し合って働いてくれます。

正しい姿勢で、唇を閉じ奥歯でモグモグとよく噛み、少し顎を引いてゴックンと飲む。小学校に入るころまでに身についているといいかなと思いますが、何歳からでも改善は可能です。
自分や自分の子供はどうかなと確認し、普段の食事の際に気をつけてみてください。

歯科医師 伊藤 明雄