シンガポールもフェーズ2となり、日常の生活が少しずつ戻ってきました。ただ第2波の可能性もあり、まだまだ予防はしっかりしていかないといけません。
お口の中からもウイルスは入ってきます。お口の中の歯垢に含まれる細菌が粘膜を破壊し、破壊された部分からはウイルスが簡単に進入しやすくなってしまいます。
今回は新型コロナウィルスに特化した予防データではありませんが、インフルエンザウイルスでのデータをお伝えします。小学校でお昼休みに歯磨きの促進活動をしたところインフルエンザの学級閉鎖が半分になったデータや、高齢者施設でも口腔ケアを行った施設では10分の1まで発症率が下がったというデータもあります。
今回のウイルスでもお口の中をきれいに保つことが感染予防にも繋がる可能性は十分高いので、普段の歯磨きと歯科医院でのクリーニングで、お口をきれいな状態にして感染のリスクを減らしましょう。
当院ではコロナウイルスを含め、各種ウイルスや細菌に対しての感染予防をしっかり実施しております。いつでも安心してご来院ください。
歯科医師 伊藤 明雄