酸蝕症とは、長期間や長時間、酸性の強い物を食べたり飲んだりすることにより歯が溶け出すことをいいます。以前は大人がなってしまうものというイメージがあったのですが、現在では子供達にもみられる様になってきました。どんな食べ方や飲み方だとなりやすいのか、例を挙げてみます。
子供の酸蝕症
すっぱいおやつにハマって毎日食べている。
部活時熱中症予防や水分補給にスポーツ飲料をよく飲んでいる。
毎日栄養ドリンクを飲んでいる。
大人の酸蝕症
毎日黒酢系のものを飲んでいる。
もずく酢や酸っぱい食事を好んでよく食べている。
仕事中に炭酸系の飲み物を長時間飲んでいる。
似たような食習慣がある方は歯科検診時に歯科医に相談してみてください。改善のための個人にあった食事指導や歯ブラシ指導のアドバイスをいただけると思います。
医師 伊藤 明雄