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歯科と鍼

前回は歯科と漢方についてお話しましたが、今回は鍼についてお話しようと思います。

歯科治療に鍼やお灸は関係ないのでは、と思われるかもしれませんが、実は歯科疾患や歯科治療の際に有益な経穴(ツボ)がいくつかあります。そのうちの一部をご紹介します。

・合谷(ごうこく)
手の甲にある合谷を刺激すると、鎮痛効果や首から上の症状の緩和、口周りの血流の改善することがわかっています。また、緊張や不安感が和らぐので、リラックスした状態で歯科治療を受けることができます。麻酔を使う治療でも、麻酔注射の痛みを緩和することができ、麻酔薬の使用量を通常の半分程度に減らすことができるのも大きな利点です。

・天突穴(てんとつけつ)
鎖骨と鎖骨の間で、最もくぼんだ所にある天突穴は嘔吐反射に効くツボです。型採りをする粘土のような材料が苦手な方や、奥歯の治療の際にオエっとなってしまう方にはこちらのツボが効きます。

・迎香(げいこう)
小鼻の脇にある、鼻の通りを良くするツボです。鼻が詰まっていることで鼻呼吸が難しく口呼吸になってしまうと、歯科治療が困難です。迎香を刺激することで鼻呼吸を楽にします。

その他にも顎関節症や歯の痛み、口の渇きに効くツボなどもあります。歯科治療に関連する施術であれば歯科医師が鍼を使用することも可能ですが、実際に鍼を打たなくてもツボを刺激するだけでも効果はあります。

ご興味のある方はぜひ一度ご相談ください。

歯科医師 畑 昌子