子供は口を使った遊びが大好きです。できない事ができる様になると、とても楽しいものです。ストローでブクブク、シャボン玉、にらめっこ、口笛、風船ガム(シンガポールではできないですね)、紙風船、草笛、指笛(世代が、、、)などなど。お行儀が悪い!とやめさせてしまう方もいますが、やっていい時と悪い時をわきまえるのが行儀です。おもいっきりやっていい時を作ってあげましょう。
例えばシャボン玉は、口をすぼめてストローを静かにして吹く事ができないと、うまく膨らみません。口をすぼめて、舌を細く丸めて息を静かに吹くと口笛がなります。遊びながら口の発育ができて、上手に食べること、上手に発音する事、ステキに笑うことが身に付きます。
口がいつも開いているお子さん、くちゃくちゃと食べ物を前歯で噛んでしまうお子さん、口から食べこぼす、上手に発音できないお子さんには、ぜひ家族で一緒になってシャボン玉や、にらめっこ遊びをやってみてください。口を使った遊びの中で口唇や舌がコントロールできる様になります。
医師 伊藤 明雄