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円形脱毛症

円形脱毛症とは、前駆症状や自覚症状なしで、突然境界明瞭な脱毛斑が出現するものです。脱毛斑は円形に近い形であることが多く、ひとつだけのこともありますが、複数できることもあります。また、頭全体の髪の毛が抜けてしまい、全頭脱毛症となる例もあります。頭髪のほか、全身の毛(まゆげ、まつげ、ひげ、胸毛、腕や足の毛など)が抜ける例もあり、これは汎発性脱毛症といい、難治です。円形脱毛症の原因はわかっていませんが、毛包に対する自己免疫が関連していると考えられています。

円形脱毛症の有病率は1-2%であり、患者さんの2割程度は家族内で発症します。よくストレスが原因といわれますが、ストレスがきっかけで発症する患者さんもいますが、多くの患者さんは特に原因がなく発症しています。

治療ですが、脱毛箇所が少ない場合は治療をしなくてもよくなる場合もあります。しかし3ヶ月程度経ってもよくならない場合は病院で治療を受けた方がいいでしょう。頭への塗り薬や注射、飲み薬など、患者さんの病態によってさまざまな治療方法があります。脱毛斑ができてなかなか直らない場合は、皮膚科を受診してみてはいかがでしょうか。

医師 大月 亜希子