祖母と自閉スペクトラム症
2024年6月11日
レッドライト
2024年6月25日

扁桃炎と花粉症とわたし

私は、扁桃炎と花粉症に幼少時から苦しめられてきました。いずれも耳鼻咽喉科でよく遭遇する疾患です。42歳になった今、当時を回想しながら、治療への啓蒙活動をさせていただきます。

扁桃炎は、物心がついた頃から30歳で手術をするまで、年に数回の頻度で、激しい咽頭痛と39―40度の発熱を繰り返していました。誕生日会や受験のときなど、大切なイベントのときに限ってよく発病しました。治療は、ただただ解熱鎮痛剤を使用してやり過ごしていました。社会人になって仕事に差し支えるようになったため、手術をしました。本当に楽になりました。

花粉症は、子どもの頃は自分で原因がわかっていませんでした。春になると、なぜかダラダラと鼻水がでてくるため、勉強に集中できず、ずっと鼻水を拭いていました。高校生の頃にやっと花粉症と気付き、薬の効果に感動したのを覚えています。

もしこの2つがなかったら、少し人生は変わっていたかもしれません。もっと勉強ができて、もっといい大学に入っていたかもしれません。もっとスポーツができるようになっていたかもしれません。それくらい、生活に影響していました。

今でもモヤモヤしていることが、自分の父親が耳鼻咽喉科医であるということです。しかも、花粉症の研究をしていました・・・。みなさん、治せるものは早く診断して、早く治療しておきましょうね。

医師 高木 太郎