ここシンガポールは赤道直下であるため、日本人に馴染みのある冬に流行るインフルエンザとは別に、南半球より入ってくる感染の流行が例年5月頃から認められます。
インフルエンザは何よりも予防が第一です。積極的な個人防御手段として、予防接種が勧められます。個人差はありますが、その効果が現れるまで通常約2週間程度かかり、その効果は約6ヶ月間持続するとされています。65歳以上、妊婦、慢性の心疾患・呼吸器疾患を持っている方、免疫不全の方などは積極的に接種が勧められます。
インフルエンザワクチンは、生後6ヶ月から接種可能です。基本的に1回接種ですが、9歳未満でインフルエンザの接種歴もなく既往歴も無い場合のみ4週間間隔で2回接種となります。
十分な予防効果をあげるためには、早めに接種することが大切です。南半球型の流行のピーク期間が6月上旬から8月上旬であることを考えると、遅くても5月までに予防接種を済ませておくことがのぞましいでしょう。
コロナワクチンの接種前後2週間はあけて接種することが推奨されています。
当クリニックでは今週より南半球型インフルエンザの予防接種を開始いたしました。
費用は1回$33.00(税抜)となります。
予約制ではございませんので、御希望の方はお早めに総合診療(内科)を受診ください。