眼科 – 抗VEGF製剤の硝子体注射

抗VEGF製剤による硝子体注射


高度な視力低下、視野欠損を引き起こす加齢黄斑変性などに対し、飛躍的な治療薬が開発されました。それが、硝子体腔内に抗血管内皮増殖因子(Vascular Endothelial Growth factor : VEGF)製剤を注射する治療です。
加齢黄斑変性は、米国では失明原因の第1位ともなり、本邦でも第4位と、高齢化社会を背景に患者数は増加しています。


カメラのフィルムに相当する網膜の下にある脈絡膜から病的な異常血管が発生し、その血管増殖や血管破綻による出血で網膜の細胞がダメージを受け、視力低下(特に中心視力)、歪視(モノがゆがんで見える)などを引き起こします。

加齢黄斑変性症の他には近視性脈絡膜血管新生、糖尿病性黄斑浮腫、網膜静脈閉塞症などに治療適応があります。


(引用:参天製薬ホームページ)

【適応疾患1:加齢黄斑変性】

(引用:日本眼科学会ホームページ)

 

【適応疾患2:網膜静脈閉塞症による黄斑浮腫】

左上:網膜静脈分枝閉塞症       右上:網膜中心静脈閉塞症
下段:各々の網膜静脈閉塞症による黄斑浮腫(OCT所見)
(引用:あたらしい眼科34(5):619-627)

 

【適応疾患3:近視性脈絡膜新生血管や特発性脈絡膜新生血管など】


(引用:あたらしい眼科32(7)987)

 

【適応疾患4:糖尿病網膜症による黄斑浮腫】


左:糖尿病網膜症の眼底写真  右上:糖尿病による黄斑浮腫  右下:抗VEGF薬硝子体注射後
(引用:あたらしい眼科34(5):619-627)

 

硝子体内注射   日帰り注射治療(散瞳30分+処置10分)
*翌日の診察後、フライトも可能です。

眼科受診のおすすめ

緑内障検診
近視の治療
斜視弱視治療と色覚検査
コンタクトレンズ関連診療
抗VEGF製剤による硝子体注射
ドライアイ、目の腫れ、痛み、目やにの治療
眼科手術のサポート

 ご予約はお電話でのみ承ります
(65) 6311-1190[本院]
分院はこちら

 診療科目や診断書・証明書作成などについて