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胃カメラ、あなたは鼻派?眠る派 ?

胃カメラというと、過去に辛い思いをして健康診断のたびに憂鬱になる方もおられるのではないでしょうか。
胃カメラを口から挿入すると、舌根を圧迫するため「オェ」っと咽頭反射がでることが、苦痛の理由の一つとなります。
昔の内視鏡雑誌に「オェ」っと咽頭反射がでやすい職業として医師、教師、警察官が三大ゲー者として紹介されているほどでした。喉が敏感、神経質?なのでしょうか。
私も、歯磨きで「オェ」っとしてしまうぐらい喉が過敏で、喉麻酔をすると自分の唾液で溺れ、むせこみ、毎回ひと苦労です。

従来の口からの内視鏡をなるべく避けたいと思っている方には、鼻から挿入する経鼻内視鏡か、鎮静剤を使って眠っての内視鏡がお勧めです。
経鼻内視鏡は舌根の圧迫がないため「オェ」が起こりにくく、鼻麻酔のみの場合、唾液で溺れることも少なくなります。また、検査中にモニター画面を一緒に見ながら会話も可能で、検査後すぐ帰れるのも魅力です。
過去に経鼻内視鏡でも辛かったという方や検査に不安を感じられている方は、鎮静剤を使って眠っているうちに検査を受けていただくと、検査が楽に感じられると思います。

当院では、楽に胃カメラを受けられるように経鼻内視鏡、鎮静剤で眠って受ける(経口)内視鏡を実施しております。(鎮静剤なしで経口内視鏡もご希望により実施できます。)
経鼻内視鏡はクリニック内に常設しているので、診療の一つとして気軽にお受けいただけます。また、鎮静剤を用いた内視鏡は病院施設を使用していますので、検査中および検査後の管理は万全の体制で実施できます。検査のご希望がございましたら、医師や健診スタッフにご相談ください

医師 佐野 智彦