乳幼児期における親との食器共有
2025年10月7日

からゆきさんを思う

1900年頃のシンガポールには日本人が千人ほど住んでおり、九百人余りがからゆきさんだったと記録されている。娼館で働かされたからゆきさんのほとんどは人身売買か、「海外でいい仕事がある」と騙されて連れてこられた、まだ十代の少女たちであった。不衛生な環境で、二十歳前後で亡くなる人も多かったらしい。不幸な少女たちは亡くなると、獄死者や牛馬の遺骨と一緒に埋葬されたが、後年、改葬され、現在のシンガポール日本人墓地公園の始まりとなった。

小中高校生の患者さんが落ち込んだり、思い詰めたりして、受診されることがある。
子供達が希望を見いだせない社会や家庭の状態が現代にも存在している。

医師 日暮 真由美