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江戸の人も苦しんだ 、のどの不快感

心療内科に、「ヒステリー球(きゅう)」という、お母さんがキーっとなっているのを一瞬想像してしまうような名前の病気がある。のどに何かがつまっている感じがする、のどがイガイガする、首のあたりが締め付けられている感じがする等など、人によって症状は様々だが、共通しているのは、内科や耳鼻科で調べても大きな問題はないという事。

原因は、不安や緊張、疲労などのストレスによって、自律神経の交感神経が過剰にのどや首などの筋肉を収縮させているからと考えられている。咽喉頭異常感症ともいう。

江戸時代にも「梅核気」という病名で知られていた。梅の核(種)がのどにひっかかっているような違和感ということで、「ヒステリー球」よりもずっとやさしいネーミング。当時から、治療には半夏厚朴湯などの漢方薬が使われており、現代でも半夏厚朴湯が有効な患者さんは多い。

医師 日暮 真由美