姿勢が悪いと、歯並びや噛み合わせに影響します。
脚を組むなど日常的にしている癖や悪い姿勢により体に歪みが生じると、不自然な体勢を筋肉の力で無理に支えることになります。するとそのバランスをとるために別の部位にも歪みを生じるようになり、身体全体が歪むようになってしまいます。その結果、頭痛、肩こり、腰痛や手足のしびれなどさまざまな全身症状を引き起こすのです。
例えば、猫背で重心が体の後ろにかかると、口がポカンと開いた状態になりやすく口唇周辺の筋肉が衰えます。すると出っ歯になるなど、歯並びが乱れやすくなります。整った歯並びを維持するためには、実は毎日の姿勢も大切なのです。
また、しっかりと噛んで食事をするためには、良い姿勢で食べることが重要です。
食事をしている時に背筋はのびていますか?
また両方の足の裏がきちんと床についていますか?
姿勢と噛み合わせは一見関係ないようで実は互いに関係のあることなのです。ご自分の姿勢を今一度確認してみてください。
歯科医師 畑 昌子