中国の武漢で新しいコロナウィルスによる肺炎が報告されSARSやMARSのような新興感染症のように心配されています。SARSの時の教訓から中国や各国の当局は隠蔽はせずに、正確な情報を的確に交換し、対応をはじめています。
症例が定義され、武漢以外でも検出されて報告数は増加していますが、ヒトからヒトへの感染はSARSに比べれば少なそうで、致死割合も今のところSARSの比ではなさそうです。
分子も分母もまだこれから増えていくので、状況は見守らなければなりませんが、今は日本の厚労労働省が案内するように通常の感染予防をルーチンで続けて、中国における生き物もいるマーケットや野生動物との接触はさけて、旅行・訪問・ビジネスを続けてください。
医師 林 啓一