子供の頃にテレビを見ている時に口がポカーンと開いていると、お母さんに「口を閉じなさい」といわれた経験ありませんか。
普段口で呼吸することに慣れてしまっていると、鼻が通る時でも鼻を使わずに口呼吸になってしまうことがあります。口呼吸のデメリットはたくさんあり、歯並びが悪くなったり、歯周病や口臭に影響があったり、細菌やウィルスに感染するリスクがあったりと他にも色々あります。普段できるトレーニングを3点ほど挙げますので、お子さんが口呼吸になって心配な方はぜひ一度試してみてください。
1 ガーグルストップ
3秒間ガラガラうがいをした後に、上を向いたまま止めて、3呼吸を鼻でしてもらいます。歯ブラシ時にできるトレーニングです。
2 鼻呼吸テープ
少しでも鼻が通る場合、鼻呼吸テープを使ったトレーニングをして見てください。最初は数分で息苦しくなってしまっても、鼻を使う習慣を身につけることで、徐々に鼻が通りやすくなります。
3 鼻歌
一番気軽に出来ます。ポイントは息を吸う時も、鼻で吸うように練習します。
歯科医師 伊藤 明雄