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当院の胃大腸内視鏡 ―眠って行う内視鏡編― 

海外で内視鏡検査を受けるのは勝手がわからず、不安なものです。今回は、当院で行っている鎮静剤で眠っているうちに行う胃カメラや大腸内視鏡検査の当日の流れを紹介します。内視鏡を検討されている方の一助となれば幸いです。

検査当日朝、予約時間の約1時間前にラッフルズホスピタル2階のジャパニーズクリニックに来ていただきます。朝食は取らずに来ていただき、大腸内視鏡を受ける方は、前処置として下剤を検査前日と当日朝に服用してから来院していただきます。内視鏡の問診表(日本語併記)を記入していただき、胃カメラを受ける方は消泡剤をクリニックで服用していただきます。

その後、ホスピタル7階のデイ・サージェリーへ行き受付をします。受付後、準備のためカーテンで仕切られたベッドルーム(準備・回復室)に案内され、検査着に着替え、ベッド(ストレッチャー)で待機していただきます。このとき、貴重品などはロッカーに預けられます。

検査の順番になったら、ストレッチャーで検査室に移動します。入室後、血圧や酸素モニター、経鼻カニューレ(鼻の下にあてがって酸素を流出させるチューブ)を着用し、麻酔のお薬を入れる点滴を刺します。本人確認ののち、咽頭(のど)の麻酔と点滴部から静脈麻酔を行い、眠ったら内視鏡検査を開始します。なお、私もしくは中澤医師が担当しておりますので、心配なことがあれば検査の直前に検査室でもご質問いただけます。

内視鏡検査後は、ストレッチャーでベッドルームに戻ります。1―2時間の休憩、軽食の後、スタッフが2階ジャパニーズクリニックまでご案内します。最後に、診察室にて検査医師が結果を説明します。

他にも眠らないで鼻から胃を観察する経鼻内視鏡は2階ジャパニーズクリニック内で受けられます。海外で安心して内視鏡検査を受けられるように最大限サポートしていきますので、ご希望の方は医師にご相談ください。

医師 佐野 智彦