お知らせ一覧

2019年6月4日

画像は語る

最近のテレビドラマ「ラジエーションハウス」で放射線科のお仕事が取り上げられているので、今回は「整形外科疾患シリーズ」をお休みにして画像(レントゲンなど)についての、私の日ごろからの思いを綴ってみたいと思います。 長らく外来で多くの患者さんたちにお会いしていると、患部の腫れ具合や圧痛(指で押したときの […]
2019年2月26日

爪周囲炎

爪の周囲はいつも外傷などの危険にさらされています。外来でよく見かける疾患に「爪周囲炎」がありますが、これは爪の周囲がささくれや深爪などで傷ついたときに生じる爪の周囲の炎症です。陥入爪やマニキュア、爪を噛むくせが原因となることもありますが、傷ついたところからばい菌が入り、爪の周囲が赤く腫れたり、痛んだ […]
2018年11月20日

寝違え

朝起きたときに首の後ろや肩甲部に痛みが出ることがあり、これをいわゆる「寝違え」と言います。動かすと痛みが出る時もありますし、痛みのために首を動かせない時もあります。 機序についてはいろいろな意見がありますが検査や画像でとらえられるような変化がないのが一般的なので、正確な原因についてはいまだ議論されて […]
2018年8月14日

ばね指

ばね指とは、指を曲げるときに使う腱の上を覆っている腱鞘に炎症が起こる病気です。 指の付け根に痛みや腫れ、ときに熱感が生じるだけでなく、炎症が広がると腱鞘が分厚くなって腱が引っかかるようになります。すると指を伸ばすときにバネのようにカクンと伸びたり、症状がひどくなると指が曲がったままロックされて伸びな […]
2018年5月2日

小児の脊柱側弯症

脊柱側弯とは「背骨のゆがみ」のことで、小児では思春期の女子にみられる「思春期特発性側弯症」が最も多いです。(特発性とは、原因不明のことです。)日本人学校では年1回の学校健診があるので、健診で指摘されて当院に精査に来られる方がほとんどです。しかし、インター校では学校健診をやらないため、もしお子さんがイ […]
2018年1月16日

五十肩

「肩関節周囲炎」というちゃんとした(?)名称はついているものの、なじみがあるのは「四十肩」「五十肩」という名前のほうでしょうか。四十肩と五十肩は別々の病気だと思っている方がたまにいますが、同じ病気のことを指します。肩関節のエイジングで、早いと30代からみられ、多くは中年以降にみられます。 肩関節を作 […]
2017年10月3日

肩こり

肩こりは外来で最も見受けられる疾患のうちの1つです。首すじ、首のつけ根から、肩または背中にかけて「張った」「凝った」「痛い」などの感じがし、頭痛や吐き気を伴うこともあります。肩こりに関係する筋肉は何種類もありますが、痛みを起こしやすいのは「僧帽筋」という首の後ろから肩と背中にかけて張っている筋肉です […]
2017年6月20日

アキレス腱断裂

アキレス腱は、ダッシュやジャンプなどの急激な動作でふくらはぎの筋肉が収縮した時や、着地などで急に筋肉が伸ばされた時に断裂します。30代から50代のスポーツを行う方が多く受傷され、受傷機転はバレーボール、テニス、バドミントン、ソフトボール、サッカーなどが多い印象です。 受傷時にはアキレス腱が切れたとい […]
2017年3月14日

疲労骨折

疲労骨折とは、大きな外力が一度に加わったことで起こる一般的な骨折とは違い、骨の同じ場所に繰り返し小さな力が加わったことによって、骨にひびが入ったり、それが更に進行して骨折となってしまった状態のことをいいます。短期的に集中してトレーニングをした場合に起こることが多いようです。それには、筋力の不足やアン […]
2016年12月20日

前十字靭帯損傷

よく聞かれる病名ですが、当地シンガポールではサッカーをする方が多いためか、外来では「サッカーで受傷した」といって来られる方が多い印象です。コンタクトスポーツにおいて相手にタックルをされて膝をひねったり、バレーボールでのジャンプの着地やバスケットボールでの急な方向転換、スキーのときの転倒など、膝に大き […]