医師コラム

胃がんは日本で年間４８０００人近くが亡くなる疾患であり、がんの中で胃がんによる死亡数は男性２位、女性で３位となっています。(２０１４年）このように命にかかわる病気ですが、ではどのように対応していくのがよいのでしょうか。それはとにかく早期に発見することです。 胃がんの基本治療は手術です。早い段階で発見 […]

糖尿病の治療には食事療法、運動療法、薬物療法の３つがあり、食事療法、運動療法が「糖尿病治療というピラミッド」の底辺部分に相当し、糖尿病治療の大きな比重を占めています。 では、糖尿病の患者にとって、運動療法はなぜ必要なのでしょうか。糖尿病の治療では、血糖値を良好な状態にコントロールすることを目指します […]

むし歯になりやすいかどうかは、歯質、むし歯菌、食事などの要素によって決められます。 １．歯質 歯は形や歯並び、唾液の質によってむし歯になりやすいかどうかが左右されます。たとえば、歯の溝が深く複雑な形をしていたり歯が重なり合って生えていたりすると、食べかすが残りやすく歯ブラシの毛先が届きにくいので、む […]

新生児期は一時的に皮脂の分泌が盛んで、乳児脂漏性湿疹などができるほど皮脂量が多いです。しかし生後三ヶ月を過ぎると急激に皮脂量が減って乾燥しやすくなり、生涯で最も乾燥しやすい乳幼児期に突入します。また、子供の皮膚は薄めでありターンオーバーも短く、バリア機能が未熟といえます。そのため、大人以上にスキンケ […]

ほとんどの方が報道でご存知だとおもいますが、乳児が離乳食ではちみつを摂取し、不幸にもボツリヌス症で亡くなってしまいました。母子手帳やはちみつの容器には乳児にはちみつをあげないように説明がありますが、どうしても見落としてしまうこともあるようです。レシピサイトではちみつを使ったレシピが載っていたり、はち […]

日本での失明原因の第１位は緑内障です。４０歳以上の日本人の緑内障の有病率は、５％くらいあることが疫学調査でわかりました。つまり２０人に１人の割合で緑内障の患者さんがいるということになります。 自覚症状に乏しい眼疾患の１つである緑内障は、病状の後期（末期）にならないと症状を自覚することが難しく、早期発 […]

上の前歯が生え始める前までは、母乳や離乳食の与え方とお口の清掃にあまり神経質になる必要はありません。しかし前歯が生えてからは、母乳と食物残渣が歯の表面に残らないようお口のケアが必要になります。 上の前歯が生えたら、離乳食後に指に巻いたガーゼや綿棒で歯を清拭します。離乳食後に毎回磨くのが理想ですが、難 […]

赤ちゃんが１歳ごろになると「ママ」「パパ」などと話しはじめ、２～３歳に成長すると、どんどん色々な会話をするようになります。この時期を含めて、子供は急激に言語能力を発達させ、コミュニケーション能力や学習能力を高めていきます。 言語の発達に問題が生じる場合は、どのプロセスで問題が生じているのか特定が必要 […]

疲労骨折とは、大きな外力が一度に加わったことで起こる一般的な骨折とは違い、骨の同じ場所に繰り返し小さな力が加わったことによって、骨にひびが入ったり、それが更に進行して骨折となってしまった状態のことをいいます。短期的に集中してトレーニングをした場合に起こることが多いようです。それには、筋力の不足やアン […]